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July 16, 2019

日本語の宿命〜なぜ日本人は社会科学を理解できないのか?
薬師院仁志

なかなか難解な本でした。

社会科学を歴史的に考察するというより、「外来語」と「日本語」の本質的な意味の違いから、そこに横たわる文化背景や社会背景の違いを考察する手法でした。

難解でしたが、気付きは大きかったです。

言葉は、ものごとを示す記号でもあります。

記号としての意味が違えば、当然理解も異なります。

単なる語学ではなく物事の本質を知るという意味では非常に意味のある一冊でした。

ぜひ皆さんに読んでいただきたい一冊です。

June 18, 2019

脳科学的に正しい英語学習法
加藤俊能著

50才を超えて英語の勉強をしています。

仕事上の目的を海外の明確に据えたため、英語の習得が必要になったからです。

学生時代から英語は得意ではありませんでした。

英会話教室にも通いましたが、ほとんどうまくなることも好きになることもありませんでした。

ただ性格的にあまり外国人の方とのコミュニケーションに臆することはなく、ほとんど日本語でも押し通して意図を伝えることができるため、これで内容が伝えることができるとさらにスムーズになるのではないかと思った次第です。

また、ライティングに関してはこれは絶対に克服したい...

June 5, 2019

武器になる哲学

山口周著

いわゆる「哲学」には真剣に触れたことはなかったので、最初の入り口としては非常にわかりやすい入門書でした。

山口先生ご自身が「哲学」という範囲だけにとどまらず、マーケティング、組織コンサルなどのご経歴があることで、(というよりそちらがメインです)ビジネスマンにとって「哲学の有用性」が大変わかりやすく書かれています。

哲学というとなにか小難しいことをいろいろこねくり回しているような印象がありますが、そこには、人間の変わらない行動や思考についての深い示唆があることがこの本を読むとよくわかります。

一方で、様々な書籍を紹介し...

May 11, 2019

教養としての宗教入門

中村圭志著

世界の宗教と現代における新興宗教やカルト、スピリチュアルカルチャーまで幅広く網羅した一冊です。

本編と同じくらいの分量で、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教、神道、儒教道教の解説がなされています。

バランスよく世界の宗教を学ぶには適切な一冊と言えます。

この本の独特な視点は宗教を「薄い宗教」と「濃い宗教」の二軸に分けていることです。

日本はよく「無宗教」と言われますが、著者の中村先生の視点では、日本は決して無宗教とは言えず、その生活様式の中に宗教的な行動が(初詣、七五三、還暦の祝い、お盆など)違和感なく...

April 28, 2019

世界史とつなげて学べ超日本史

茂木誠著

世界史と日本史をつなげるというコンセプトは非常に重要なことだと思います。

本書にも書かれていますが、日本人は歴史的にも地理的にも世界の大陸と海を隔てているため、グローバリズムに対する意識が薄いところがあります。

歴史の授業も世界史と日本史をわけて行ったり、専攻を変えたりできるので、この傾向はさらに強くなっていると思います。

昨今は特にグローバリズムについての必要性が叫ばれていますが、グローバリズムの正しい知識は、まず歴史で日本と世界のつながりを勉強することが一番ではないかと思います。

その意味で本書は、非...

April 2, 2019

脳科学で見極める4つの性格タイプ

スザンヌジョンソン・ピッツバーグ
キム・クライストフォード著

いわゆる性格分析のグルーピングのひとつです。

ハーバード大学の論文の翻訳で、書籍ではなく内容もシンプルでやや消化不良です。

ここで述べられている性格分析は以下の4つ。

パイオニア(先導役)

ガーディアン(見守り役)

ドライバー(牽引役)

インテグレーター(まとめ役)

タイプの性質は読んで字のごとくです。

われわれもFACEという思考の分類をしているので共通している部分も多く興味深く分析については読みました。

少し物足りなかったのは各性格のつきあい方や対処の仕方...

March 31, 2019

ビジネスモデルナビゲーター

オリヴァー・ガスマン、カロリン・フランケンバーガー・ミハエラ・チック著

研修を通じて知り合った本でした。

約1ヶ月半ほどを費やして音読を完了。

世界中のビジネスモデルは55のパターンの集約されるというもの。

ほぼ全編、この55のパターンの説明に費やされています。

それゆえ、非常にわかりやすい。

やや?というものもありましたが、網羅という点では非常の参考になります。

この55のパターンを使い、自分のビジネスモデルをイノベーションするというものですが、実際にやってみると難しい。

表面的なビジネスモデルの変容では、うまくいきませ...

February 13, 2019

怒り 心の炎の静め方
ティク・ナット・ハン著

ベトナムの禅僧にして人権運動家であり詩人であるティク・ナット・ハンさんのベストセラー。

アメリカのおけるマインドフルネスのブームの中で大きな反響を得た一冊。

「怒り」という得体の知れないものに対する対処の仕方を穏やかでありながら力強い口調で諭してくれます。

大きな気づきとなったのは

「怒り」は抑圧してはいけない。

「怒り」はそれ自体、人の中にある必要なもの。

「怒り」のエネルギーを呼吸というリズムによって深い気づきに「変容」させれば良い。

シンプルだけどとても難しい。

シンプルなゆえに奥深い。

そんな一...

January 27, 2019

さかのぼり日本史〜天下泰平の礎

磯田道史著

2011年にNHKで放送された「さかのぼり日本史」の書籍版です。

今、おそらく最も著名な歴史学者磯田道史さんが番組の内容を非常にわかりやすく解説しています。

この番組は昭和から日本史の転換点をさかのぼりながら考えていくという非常に興味深い手法でつくられました。歴史を点ではなく線でみるということにおいては、重要な考え方です。

今回の「天下泰平の礎」は江戸時代に焦点を当て、露寇事件、天明の大飢饉、生類憐れみの令、島原の乱と、体外危機→自然災害→民命政治→命の尊さと徳川幕府が直面した問題とそれに対応した思...

January 17, 2019

「わかる」とはどういうことかー認識の脳科学

山鳥重著

「わかる」という言葉はわれわれは日常的に使いますが、それがどういうことかは実際のところよくわかっていません。

「わかる」をわかるという難しい問題を、脳科学の視点から読み解いた素晴らしい一冊です。

脳科学といっても決して難しい専門用語はほとんど出てきません。

平易でわかりやすいたとえで「わかる」を教えてくれます。

私は現在、思考分析のツールを開発していますが、その最重要なものとして「イメージ」をとりあげています。山鳥先生も「わかる」は心象(イメージ)を捉えることと書かれています。

イメージが浮か...

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 Akihito manabe profiel: 

 

研修講師、演出家、脚本家、小説家、作詞家

1968年生まれ

大学卒業後、大日本印刷、吉本興業を経て独立。

「演出」にフォーカスしたコミュニケーションプログラム「アクトレーニング」を開発。教育機関、企業などで幅広く講師活動を行う。

​一方、独特の感性でエンタテイメントビジネスでもハイブリッドエンタテインメント「魔界」の総合プロデュースなどを行う。

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