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執筆者の写真眞邊明人

「もしも徳川家康が総理大臣になったら」10万部到達。改めて感謝と。

「もしも徳川家康が総理大臣になったら」がついに14刷10万部に到達した。本当に感謝しかない。この本と出会ったくれた全ての人に感謝の想いを届けたい。


昨年のちょうどこのあたりから本格的に執筆を開始したが、まさか1年後10万部に到達するとは夢にも思わなかった。


私はこの作品がデビュー作ではない。


細々とだが、ダイヤモンド出版さんで「タレント力」というビジネス書を2005年に出版して以来、小説も含め数冊の作品を世に送り出した。どの作品も自分自身には思い入れのある作品だが思うように届けることはできなかった。


自分の作品だけでなく、吉本興業時代は音楽雑誌を事業として立ち上げ、赤字と返品の山に苦しんだものだ。それほど出版というものは難しい。毎月、何千という数の作品が書店に届けられる。その多くは返品されるか、書棚に並んでも、売れなければすぐに次の新作に入れ替えられる。ほとんどの作品は出版されてほぼ数週間しかチャンスが与えられない世界だ。


その中で10万部という数字がどれほど凄いことか、「売れない」ことを知っているからこそ身に染みている。


3月に出版して約五ヶ月強、14回の増刷を重ねたということはコンスタントに書店から注文をいただいたということだ。これは作品だけの力ではなく、たゆまぬ営業と宣伝を重ねていただいたサンマーク出版さんのおかげだと思う。心から御礼を申し上げたい。


最近は、多くの書店で「話題書」のコーナーに平積みしていただき、まだそのことに戸惑っている自分がいる。


今日も、自宅近くの書店さんで、今までは棚差しですら入ってなかったのが、話題書として陳列してあり、なんとも感慨深かった。


部数もさることながら、サンマーク出版さんに送っていただいた「読者カード」や、SNSなどでの感想に本当に力をもらった。


小説は「エンタテイメント」である。一度、世に出れば、いかなる批判や批評を浴びても仕方ない。それは読んでない人の意見も含めてだ。それでも、こちらが届けたかったメッセージを「受け取った」と言ってもらえるのは作者として無上の喜びだ。


10万部という一つのステップを超えて、まだまだこの作品の可能性は広がっていくであろう。作者としてやれることはただ一つ。次の作品を生み出すことだ。


一からスタートではなく、この作品と並行し、改めて作家眞邊明人として一歩を踏み出したい。


まずは、この本に関わっていただいた全ての人に感謝したい。そして、この本の中で生きた家康をはじめとする偉人たちにも。




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