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執筆者の写真眞邊明人

コロナ禍における舞台の難しさ。

5月13日の第69回魔界に向けてのリハーサルが進んでいますが、改めてコロナ禍における舞台の難しさを感じる今日この頃。まん防も解除になり飲食街などはコロナ前の賑わいを取り戻しているように見えます。繁華街も然り。


一方で、コロナは間違いなく人々の行動様式を変えたようにも思えます。働き方もコロナ前よりはリモートが増えましたし、打ち合わせなどはリモートが中心です。私は研修講師としての一面もありますが、研修もリモートとリアルのハイブリッドが増えました。


エンタテイメント産業にもその余波は確実に押し寄せています。肌感覚的には、ライブなどの人が密集するイベントに対する潜在的な警戒心は強いのではないかと思います。また、実際の運営側的にも、やはり感染者が出演者に出れば中止や延期などの判断をせざるを得ないことは変わりありません。魔界においても一番怖いのは、出演者の感染です。魔界は稽古の回数が少なく、その間隔も開いているので、なんとか台本修正などで対応していますが、演出としてはやはり当初の狙いからずれていくので辛いものはあります。


それでも、公演を続けるのはなぜか?自問自答をするわけですが、たどり着くのは、やはりライブエンタテイメントはなくならないということです。古来から、祭りや舞踏、歌舞伎やオペラなど世界中でライブエンタテイメントは行われ、その間にも今回のような感染症や戦争などの暗い時代もありましたが、ずっとその歩みを止めることはありませんでした。魔界はそもそもそういう時代を照らし出すものとして歴史的なエンタテイメントの解釈でs作られています。あえて今回、本編を復活したのも、今こそ時代を映し出す時だと考えたからです。





魔界は出演者とキャラクターが一体化し、その出演者の人生も描いています。それゆえ、一度きりの公演なのです。今の我々をぜひ見て欲しい。そして、同じ魔界という空間で、観客の皆さんの人生も映し出していきたいと思います。


5月13日かめありリリオホールにて19時から。

第69回魔界〜BLACK NIGHT。

ぜひ参加してください。


チケットはこちら

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