執筆の試み・スケッチ。

脚本であれ、小説であれ、執筆は孤独な作業である。

小説に関しては編集者との共同作業であるけれど、それは「ビジネス」として展開している上でのことなので、「ビジネス」としての契約関係がない「構想」の段階は一人の作業となる。


しかしながら執筆に際しての最も大事な段階はこの「構想」の段階だ。特に小説に関しては、文章がそのまま完成品となるので、この「構想」でのイメージ図がズレてしまうと使い物にならない。


「もしも徳川家康が総理大臣になったら」も前作の小説である「中津川玲子の14日間」も、「構想」段階の失敗で丸々1万字分くらいはボツにした。2作とも、途中で「構想」段階に戻しやり直しを行った。


小説に関しては、現在、ちょうどこの「構想」の段階に入りつつある。まだ次作に対する具体的なビジネスとしての契約のアクションは起こしていないので、いろいろな可能性を模索している。


そこで、今回は「構想」に入る前に「スケッチ」という段階を新たに加えることにした。


「スケッチ」とは、まだ全体の内容やコンセプトを固める前に、イメージのあるシーンだけをごく短く書くものである。このブログで公開した「闇」がそれにあたる。


この「スケッチ」を重ねていって、方向性を固めていく。


普段も行ってはいるのだが、人の目に触れることはない。


今回は実験的にこのブログで公開していこうと思う。やはり人の目に触れるというのは、緊張感もあるので、いい「スケッチ」ができそうである。


そしてその次の仕掛けも考えているのだが、それはまたの機会に。