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小説 人望とは何か?

10月14日に今年、4冊目となる作品が、PHP新書さんから発売されました。


「小説 人望とは何か?」


新書なのに小説という少し変わった作品です。

当初、オファーをいただいたときは、いわゆるビジネス書としてのご依頼でした。しかし、私としては、もうビジネス書を書くつもりはなかったのですが、担当編集の西村さんの熱意に動かされて、小説で構成して、解説で補足するという方式を提案させていただいたところ快くご了承いただきました。


テーマの「人望」は日頃、西村さんがマネジメントをする上で悩んでいるところだということで、確かに私も日頃、研修をしたり、管理職の皆さんの面談をしたりしていて、結局のところ、マネジメントの行き着くところは、その人が持っている人間力、すなわち、「人望」であるという実感もあったので、この少し難解なテーマに挑むことにしました。


私の作家のアイデンティティは、歴史と現代を織り交ぜることです。今回は、幕末そして、明治をその圧倒的な人望力で変革に導いた英雄、西郷隆盛を取り上げました。ただ、歴史小説ではなく、西郷をモチーフに現代の企業の人事部長を主人公に、人望を紐解くという形です。解説部分で歴史での事象を取り上げ、小説部分は、それ単体でも楽しめるドラマを描きました。


当初、思ったより、この形態がしっくりきました。今までにない作品になったと思います。担当の西村さんが、伴走していただいたことがスムーズに執筆できた大きな要因でもありました。解説があることで、今までの作品よりも、ビジネス要素が強く、研修の素材にもなりそうです。

何はともあれ、皆さんにぜひ手に取っていただきたい作品です。


来年は少し執筆のペースを落として、2冊ぐらい新作が出せたらなと思っています。


が。今はとにかくこの作品を読んでほしい。その気持ちでいっぱいです!!!ぜひよろしくお願いします!



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