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明日は魔界。ASHの呟き。

明日はいよいよ76回目の魔界です。前日ということで、作家らしくASHの短編で、明日の魔界への予習を進めていただこうと思います。


『ASHの呟き』


我が名はASH。

冥界第三帝国の王の妃であり、将である伽羅奢の娘である。我が弟は、冥界第三帝国を継ぐ者スキピオヌ。この数ヶ月、我は、冥界第三帝国第一師団長であり血の繋がらぬ姉であるペルセフォネの策により、身動きが取れぬ状態であった。

母、伽羅奢の力により、この身の自由は確保できたが、第三帝国内での序列を大きく下げる結果となった。母上は、ペルセフォネを第一師団血長から参謀長に引き上げる決断をした。

我を救うための苦渋の決断じゃ。

しかし、この策には良きところもある。ペルセフォネは今までのように魔界にかかり切りになることはできぬ。我は魔界に赴き、我が弟スキピオヌと共に魔界を制する。

魔界は冥界にとっては、要衝の地である。冥界の覇権を争う冥界第一帝国、第二帝国を魔界から駆逐すればその功績はペルセフォネなどいつでも冥界第三帝国から消し去れる。

斥候からの報告によれば、スキピオヌは冥界第一・第二帝国の罠にかかり囚われておるらしい。まずはスキピオヌを救う。今、魔界は冥界第三帝国の手勢がおらぬ。それゆえ、魔界の者どもを使う。あやつらは、不思議な者どもじゃ。覇権もなく、復讐もなく、利益もない。しかし戦い続ける。愚かな存在じゃ。しかし、その愚かさは弱き者ではない。我ら冥界をも脅かすものになる時もある。我の血にもあやつらと同じ血が流れておる。それゆえ、我には策がある。我に力を貸せ。共に魔界で戦おうぞ。




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