最近つくづく思うのは人は「ものがたり」で理解するということです。「事実」をただ認識するということでは理解に及ばず、その「事実」に解釈とタイムラインが加えられて物語化すると一気に理解が進みます。
これはあきらかに人間が持つ固有のものだと思います。一方で「事実」には多様な解釈が加えられるため絶対的な正解が見つけにくくなります。たとえ、 絶対的正解であったとしてもそこに悪意の解釈が加えられると、信じがたいものも信じるに値するものになっていしまいます。「陰謀論」というものですね。
私は物語を生み出す作家ですが、同時に教育者でもあります。自分の物語がいかに人に影響を与えるかをよく考えて筆を進めたいと思う今日このごろです。
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