この一週間は研修の日々でした。大手企業さまの指導社員研修。総勢400名超え、17クラスの大規模リモート研修でした。
単に大規模というだけでなく、クラス分け、プログラム、運営に至るまで、新しい試み満載の研修企画でした。クラス分けは受講者の皆さんの状況に合わせ、人数、プログラム、時間を全て変更。画一的なプログラムではなく、細かく設定を変更しました。
また、研修においては運営の役割を大きく変えました。単に講師の補佐でプログラムの進行を行うのではなく、研修の状況をリアルタイムにレポーティングし、場合によっては、プログラムの変更を講師と相談して柔軟に行うプロデューサー的立ち位置にしました。このリアルタイムレポートは、全てのプログラムを統括する私がチェックすることができるので、私は自分自身が講師として講義をしながらも他のクラスを同時に指揮することも可能になりました。(実際は、講師と運営で対応できたため介入するようなことはありませんでしたが)他のクラスの状況が手に取るようにわかるため、全体の統一感や課題の修正が劇的に図れるようになったのは革新的なことだと思います。運営のポジションをプロデューサー的位置に配置するというのはメディアや作家として編集者と対峙した経験が生きました。講師はいわば出演者なので俯瞰することが難しい瞬間が多々あります。そこを運営がプロデューサーの立ち位置でアドバイスできることは研修を進める上での柔軟性を持つ意味では非常に大きいと言えます。
そんなチャレンジングな研修企画を行えたのはクライアントである人事部の皆さんとこの一年一体的に育成に関わらさせていただき年間通して研修を担当させていただいたことがあってのことです。我々が提供する思考変化分析「KOTSU」や、研修の効果測定をアンケートではなく「持論化レポート」で計測するなどの取り組みを実際に採用していただいたり、本当に感謝です。
私が考える研修は月並みですが「結果」を出すことです。「なんのために」を徹底的に追求して、違うと思えばすぐに変える。そういう機動的な姿勢と思考が「結果」を生むことになると思っています。まだまだ道半ばではありますが、今年はその方向性が見えた一年となりました。ありがたいことに年内はまだチャレンジできる機会があるのでそこを全力で取り組んでいきたいと思います。
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