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魔界叙事詩〜晴明と道満

冥界にて晴明は道満を見つける。


その姿は、一個の髑髏であった。冥界の強力な霊気は道満の肉体を復活させることはなかった。焼き殺され、首を落とされ、朽ち果てた髑髏に道満は己が霊力を全て封印していたのである。




晴明は、道満の髑髏を盗み出すことに成功する。

しかし、冥界の追手から逃れるため、その髑髏は長い間、地上に隠されていた。その間にも冥界は度々、地上に現れ、疫病や災害、戦争などを起こした。




そして、晴明は満を持して道満を復活させる。道満は己の肉体を復活させず髑髏の姿のままで晴明と対峙する。

復活した道満に生前の経緯を述べ、その誤解を解こうとしたが、道満はそのことには何の言葉も発せず、一つだけ条件を出す。


それは、道満の娘についてであった。

道満の一族が襲撃を受けた際、一人だけその難を切り抜けた者がいる。末姫という名の道満の娘は、その類稀なる能力を持っていた。その力は道満をはるかに凌ぐと言う。




道満はその末姫を見つけることが魔界創造に協力する条件だと言った。

晴明はその道満の条件を呑み、二人は魔界創造に取り掛かるのであった。

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