京都に亡き母の墓参りに行き、その後、大阪で投票、そのまま品川に戻り一泊して、翌日、福岡で研修の登壇、そしてその日のうちに東京に戻るという強行軍を終えてぐったりしています。
今回の衆議院総選挙の結果については個人的な感想としては、この投票率ではこの結果になるだろうなというものです。
事前に予想していた通り、投票率が低いと圧倒的に与党が有利になるということが証明される形となりました。
予想外だったのは、もう少し投票率が上がると思っていたことです。前回を上回ったとはいえ、戦後3番目の低さということに、正直に落胆しました。
これは、やはりコロナの第5波が急速に収束したことで国民全体の危機感が薄れたことと、野党の不甲斐なさだと思います。政権奪取という自分たちの目先の目標に終始して、与党に対抗しうるビジョンを示せなかったことにあります。
とはいえ、与党もなにかビジョンがあったわけでなく、野党のバラマキ政策と似たり寄ったりの政策を国民に阿るように提示しただけで、とてもビジョンと呼べるようなものはありませんでした。野党の不甲斐なさと投票率の低さに助けられただけです。
しかし、この選挙は悪いことだけではありませんでした。甘利さん、小沢さん、石原さん、平井さん、辻元さん、政党を問わず、重鎮と呼ばれる方が小選挙区で落選したことです。投票が国民の意思を反映するということが証明されたことです。
もちろん、この方々を破った当選者の方々はこれからの仕事でこの審判が正しかったか判断されることになるでしょう。それが、本来の選挙というものの役割なんだと思います。
我々は政治を政治家に任せるわけでも、託すわけでもなく、我々自身が政治を担うのです。
そしてそれは、達成するためには「投票率」をあげることが最重要であり、それは政治家に期待するのではなく、我々、国民ひとりひとりの仕事であり、義務であると私は確信します。
来年は参議院選挙があります。
今回、投票率かわずかながら上がったことに希望をもちたいと思います。
日本の未来は自分の手の中にある。
Komentarze