思考を分析する。

私は、現在、思考分析アプリケーションKOTSUの開発に携わっています。

KOTSUはもうかれこれ18年ほど前から私が開発し、手を加え続けた分析法です。

手法としては極めて単純で、90秒でテーマについて単語をアウトプットするというだけのものです。

その単語を、FACE(事実、行動、コミュニケーション、感情)の分類し、その結果からそのテーマに対する 思考の癖を読みとるというものです。

単純ではありますが、フリー記述であることで、いわゆる選択形式の心理テストに比べるとよりその人の考えが鮮明に現れます。

人には短期思考と長期思考があり、人の瞬間的な行動は短期思考に影響を受けることが大きいものだと私は考えています。

どんなに計画を長期的に精緻に立てていても、瞬間のほんの些細な出来事に左右され、その計画を全うできなくなることがあると思います。これなどは短期的な思考が長期的な思考よりも影響が大きいことに証左です。

人間は、生まれ持った定性的なものよりも、環境や他人との関係性などの変性的なものの方が影響を与えます。職場を異動した途端、成績が上がったり、転職した途端、大成功をおさめたり、人の変化にはこの変性的な要因が大きく関わることに異論を挟む人はいないでしょう。

変性的な要因に常に短期的思考が絡み、そこで我々は行動を決定していきます。

私はそんな変性的な思考を把握することで、人の思考を正しく導き、建設的な思考と行動を生み出すことができるのではないかと思い、その方法としてKOTSUをつくりました。

今までは、ペーパーでの運用でしたが、素晴らしく優秀なエンジニアチームと出会い、最新のAIを駆使したアプリケーションを開発しており、すでにうbeta版でありながらも本格運用を開始しています。

今は、社員の方のリスク検知や新入社員と指導社員とのマッチングのような定点調査のような形での運用が主ですが、近い将来にはこのKOTSUを利用した思考トレーニングを開発したいと思っています。

いわば、ビジネスマンのイメージトレーニングのようなものです。

人にとって自分の思考を可視化でき、そしてそれを鍛えることができれば、よりよい行動を生み出すことができると私は信じています。

それは人間が有史以来行ってきたことからです。

宗教です。

宗教がもっているものの本質は「思考とイメージ」であり、それを「トレーニング=修行」することにあるからです。そしてそれは一定の成功をおさめています。宗教と距離のある日本よりもこの考え方は欧米の方が云うけれられやすいかもしれませんが、追求するに足るテーマだと思っています。

人の思考を科学し、鍛える。

KOTSUにはそんな夢を抱いています。


 Akihito manabe profiel: 

 

研修講師、演出家、脚本家、小説家、作詞家

1968年生まれ

大学卒業後、大日本印刷、吉本興業を経て独立。

「演出」にフォーカスしたコミュニケーションプログラム「アクトレーニング」を開発。教育機関、企業などで幅広く講師活動を行う。

​一方、独特の感性でエンタテイメントビジネスでもハイブリッドエンタテインメント「魔界」の総合プロデュースなどを行う。

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