世界の経営学者はいま何を考えているのかー知らざれるビジネスの知のフロンティア
世界の経営学者はいま何を考えているのかー知らざれるビジネスの知のフロンティア
入山章栄著
2018年最後に読了した一冊。
経営学にはあまり知識がなかったのですが、非常にわかりやすく、また視野が広がる一冊でした。
世界の経営学は統計分析を主とする実証的な実学として進んでいることがよく理解できました。こういう「進化」の途中にある学問の実態を知ることは知見を広める上で重要なことだと思います。
個人的にもっとも響いたのが組織がイノベーションを起こせない「コンピテンシートラップ」という考え方。そしてその「罠」を防ぐために必要なのは「知の探索と知の深化」をバランスよく行う必要があるという点。
この考え方は、経営だけではなく人材育成にもつながるテーマだとも感じました。
初心者でも非常にわかりやすいのでぜひご一読いただきたいと思います。
