OODA LOOP
OODA LOOP
チェットリチャーズ
PDCAに変わる意思決定方法として注目されているOODA LOOP。
PDCAが生産管理をベースにしているのに対して、OODA LOOPは戦争の戦術がベースになっています。
戦争のように毎秒のように不確実性が襲ってくる現場で、いかに「最善」な行動をとるか。それがOODA LOOPが求めるものです。
現代は、戦争ほどではないにしても、常に環境が変化し、それが時間や場所を超え、不連続で襲ってくる時代です。
まさに「不確実性」の時代といってもいいでしょう。
OODA LOOPが注目を集めるのも無理からぬことだと思います。
この本で最重要なことは
「変化に対応するのではなく変化を起こせ」
受け身ではなく、今時分が置かれている環境を自分の力で変化を起こせということ。
そして「正しいか正しくないか」は「変わったか変わっていないか」ということです。
この考えがワタシに非常に素晴らしい示唆を与えてくれました。
著者のチェットリチャーズさんは、OODA の提唱者であるジョンボイドの直弟子であり、原稿そのものもボイドのチェックを受けたとあり、まさにOODA LOOPの真髄を表した一冊といえます。
ぜひご一読を。
