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魔界叙事詩〜魔界創造

天界の神々は、冥界の本格的に地上および天界への侵攻を防ぐために、地上と冥界の間に緩衝帯を作ることを考えた。地上ではすでに地獄、HELLなどと呼ばれ冥界の存在が知られており、その脅威は人間にも広がっていたのである。





しかしながら、冥界の強力な霊力を防ぐことは簡単なことではなかった。冥界の霊力は、主に憎悪、呪い、悲しみ、怒りからできており、そのエネルギーは膨大である。天界は最初

、このマイナスのエネルギーを相殺すべく、平和、愛、慈しみのようなプラスのエネルギーを霊力として使おうと考えた。しかし、そもそもプラスのエネルギーはもろく、また、マイナスのエネルギーの方がはるかに多いためこの目論見は崩れた。





そこで天界は、マイナスとプラスの相殺ではなく、より強力なマイナスのエネルギーによってこの冥界の霊力を抑え込むことを思いついた。しかし、それは極めて難しいことであり、この難題に挑んだのが、最強の陰陽師である安倍晴明であった。







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